『もう、好きじゃないことにした』

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数時間後。

インターホンが鳴った。

「……早い」

玄関を開けると、蓮が大量の袋を持って立っていた。

「おかゆ」

「……」

「ゼリー」

「……」

「スポーツドリンク」

「……」

「冷えピタ」

「……」

「薬」

「……蓮」

「あと、プリン」

「ふふ」

「笑ってる場合じゃない」

「だって……」

莉央は少し笑った。

「買いすぎ」

「必要」

「こんなに食べられないよ」

「治ったら食べればいい」

そう言って蓮は靴を脱いだ。

「ほら、寝て」

「大丈夫だよ」

「大丈夫じゃない」

「……」

「顔赤い」

「熱あるから」

「だから寝て」

「はい……」

私は大人しくベッドに戻った。

蓮は水を用意して、薬を確認して、部屋の温度を調整して、私の布団をかけ直す。

「暑くない?」

「大丈夫」

「寒くない?」

「大丈夫」

「喉痛い?」

「ちょっと」

「じゃあこれ飲んで」

「……蓮」

「ん?」

「過保護すぎる」

「うん」

即答だった。

「今日は過保護になるから」