『もう、好きじゃないことにした』


俺は莉央が好きだった。








三年前から。


他の女の子と遊んでいたのも。
 
莉央と二人だけで遊ばないようにしてたのも。

莉央を意識しないようにするためだった。

莉央だけ特別にしたら。

俺が本気なのがバレる。

そう思っていた。

でも、莉央の周りに他の男は居てほしくないから
友達を連れてなるべく莉央の近くにいれるようにした。

授業は隣の席を確保したり、
莉央が入ると言っていたサークルに入ったり
(結局、莉央は違うサークルに入って
俺は二つのサークルに入るっていう
いらないこともしたけど。)
変な虫が付かないように、授業終わり
一緒に帰れる日は、莉央を誘って一緒に帰った。

帰り道の二人の時間は特別幸せだった。

二人で他愛もない話をして。

数回だけ莉央の好きなカフェに
行ったこともあった。
(莉央は覚えてないだろうけど。)



莉央は自分で気づいてないだけで、
あの可愛さだし、周りに気配りもできて
明るくてモテないはずがなかった。



でも俺はもう恋なんてしない。
そう決めていたから。


だから



せめて、 


一友人として遊べるように。




そう思っていた俺は本当に馬鹿だったと痛感する。









 ⸻




蓮side end