『もう、好きじゃないことにした』



その日の夜。

蓮からメッセージが来た。

『今日はどうだった?』

画面を見つめる。

返信欄を開く。

『普通だったよ』
打って、消す。

『大丈夫』
また消す。

そして最後に、

『うん』

それだけ送った。


すぐに返信が来る。

『そっか』

そのあと少し間があって、

『何かあったら言ってね』

その優しさが、今は苦しかった。

スマホを胸に抱きしめる。

「……蓮」

涙が頬を伝う。


「弱い私で、ごめんね」