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その夜。
寝る準備を終えて、寝室に向かう。
ベッドの隣には、莉央が置いていった小さなクッション。
何気なく触れる。
「……会いてえ」
誰もいない部屋で、初めて口にした。
「……莉央に会いたい」
スマホを開く。
莉央とのトーク画面。
最後のメッセージは、三日前。
俺が送った、
『おやすみ』
だった。
返信はない。
文字を打つ。
『今から会いに行ってもいい?』
……消す。
『寂しい』
……消す。
『声聞きたい』
……消す。
『いつ帰ってくる?』
……消す。
最後に。
『元気?』
と打った。
送信ボタンを押す前に、また消した。
「……何やってんだよ、俺」
スマホをベッドに放り投げる。
そして、顔を覆った。
「待つって言っただろ……」
蓮side end
