孤高の大富豪は優しい魔女に恋をする

食事の後は部屋で大きなバスタブにゆっくり使って疲れをいやした。

そして今度は二人っきりで部屋でまたワインを飲むことになった。

風呂上がりのシアは顔をほてらせて、本当は明日着るつもりだった家から持ってきた服を着てダルと一時間ほどお酒を楽しんだ。

ダルは少し酔って頬を赤らめ目を潤ませたシアが可愛くてたまらない。

シアが部屋に下がろうとソファーを立ち上がった時ふら付いてしまいダルにとっさに抱き込まれた。

シアからはシャンプーやボデイソープの匂いがシアの匂いと混じって、とてもシアらしい清廉だけれど色っぽい匂いがしてダルは悩殺されそうだ。

もう理性の焼ききれる限界だった

ダルはシアの首筋に鼻をつけて耳元で呟いた

「シア、シアが好きだ。シアが欲しい」

「ダル、でも私そんな経験もないの。きっとダルはがっかりするわ」

「俺がシアの初めての男って事だろ。光栄以外の何物でもない。俺にすべて任せてがっかりはさせない」

「そうじゃなくてダルをがっかりさせてしまうかもって心配してるの」

「それは男が心配することで、女が気に掛ける事じゃないよ。シアもう限界だ。寝室に行こう」

「うん、でも私…」

「わかってる。魔女はシアで終わりにしたいんだよね。その辺はまた後でしっかり話し合おう。今日は安心して俺に全て委ねて」

「わかったわ。ダルを信頼している。ダルが大好きだもの」

ダルはううっと唸りながら、シアを横抱きにして寝室のベッドに優しく横たえた。

そしてキスの雨を顔中に振らせると、最後に行きついたシアの唇を溶けてしまいそうなくらい何度も何度も食むようにキスをして舌を挿入した。

シアはキスの経験もないようで、鼻で息をするんだと教えた。

首筋から鎖骨に掛けてゆっくりと唇を這わせるとシアの匂いが濃厚になって来て、ゆっくりと進めるんだと自分に言い聞かせるのに苦労した。

そしてダルは優しく優しくシアを抱いた。