孤高の大富豪は優しい魔女に恋をする

ケイパックキャッスルホテルの裏庭は広大でそこから牧場に続き広い牧場を抜けると大きな森に続く。

森を少し行くと湖があるその湖畔にダルの自宅があるのだ。

世間の目を逃れて生まれ故郷のケイパック村に住むために建築家と相談して自分一人で住む大きな近代的な家を建てたのだ。

キャッスルホテルから見えるとちょっと違和感があるので、その辺は建築家が考えて森ににかなり入らないとダルの家は見つけられないようになっている。

玄関側の壁は大理石模様のタイル張りで高さ3mの大きな玄関ドアは真鍮製で実際にはとても重いのだが、指紋認証で自動に開くようになっている。

広い玄関ホールの右側に事務所や会議室などの仕事のスペースがある。

ここの壁には大きな画面があり世界中の株式の情報が流れている。

会議室ではケイパックコンチェルンの役員や各会社の代表者、関連企業の者たちとビデオ会議もできるようになっている。

簡易キッチンに休憩室もある。

ダルの秘書でホテルの総支配人でもあるロナウドが平日は彼の補佐をするビンスを連れて仕事をしている。

もう一人雑用をしてくれるマイラという女性がいるのだが、週四日の出勤で今日はお休みらしい。

左側は大きなキッチンダイニングとリビングに繋がっているプライベートスペースだ。

裏の眺望がすばらしいのだ。

湖に堕ちる夕日が見たくて建物はその景色が一番楽しめるように角度を考えられている。

建物の左側の三分の一は玄関から四十五度振っている。

湖に面した大きな窓とそこから繋がるデッキも広く、リクライニングチェアーが二つ置かれている。

キッチンはライブキッチンでシェフが腕を振るえるように鉄板も組み込まれたレストランの様だ。

実際パーテイや客をもてなすときにはホテルのシェフに来てもらうのだが、まだそんな機会はない。

気が向いたら牧場の調教師やロナウド達と食事をするが、デッキでBBQをするのがほとんどなのだ。

そして横三mメートル立て十五メートルの一人用のプールとその横にはジムとジャグジーやシャワースペースがある。

このエリアはロナウドもよく利用している。