天界の神々に繋がるソ・レイジェラの大聖女アレッシェラの伝えた言葉に、神官たちが深く頷いている。その姿を確かめて、アレッシェラも首を縦に振った。
「頼む。その間に、私はダリオ殿下を捜してくる」
信頼している彼らに任せて神殿の階に近づくと、遙かな高みにあるソ・レイジェラ山から、とんと空中へ飛び下りる。
「あ、お待ちください、アレッシェラ様」
驚いたルイサが、慌てて呼びかけた。おそらく、一緒に来るつもりなのだろう。
とはいえ、アレッシェラと行こうにも、このソ・レイジェラの神殿は、地上とは離れた山の上にある。そこの最高位である大聖女は、誕生する前に、天界によって数ある世界から大聖女になる魂が決められると言われ、代々生まれてすぐに神託で選ばれる神の声と力を伝える存在だ。それ故、多くの神力で空を飛ぶ術も使えるが、大聖女のアレッシェラとは違い、側近のルイサには、自分で飛ぶような力はない。
急いで身を翻して奥に行ったのは、神殿で飼っている大きな鷲の背に乗るためだろう。
鳥舎まで行けば、すぐにあとを追ってくるだろうと思い、アレッシェラは先にダリオ殿下の行方を捜し始めることにした。
上空の冷えた空を帝国の近くまで飛び、そこから様々な場所へと神力を広げてみる。
「いない……?」
知っている者ならば、だいたいこの術で気配を探れる。
それなのに、今日はまるでなにかの術か魔法で姿を消したかのように、まったく気配が感じられないではないか。
「頼む。その間に、私はダリオ殿下を捜してくる」
信頼している彼らに任せて神殿の階に近づくと、遙かな高みにあるソ・レイジェラ山から、とんと空中へ飛び下りる。
「あ、お待ちください、アレッシェラ様」
驚いたルイサが、慌てて呼びかけた。おそらく、一緒に来るつもりなのだろう。
とはいえ、アレッシェラと行こうにも、このソ・レイジェラの神殿は、地上とは離れた山の上にある。そこの最高位である大聖女は、誕生する前に、天界によって数ある世界から大聖女になる魂が決められると言われ、代々生まれてすぐに神託で選ばれる神の声と力を伝える存在だ。それ故、多くの神力で空を飛ぶ術も使えるが、大聖女のアレッシェラとは違い、側近のルイサには、自分で飛ぶような力はない。
急いで身を翻して奥に行ったのは、神殿で飼っている大きな鷲の背に乗るためだろう。
鳥舎まで行けば、すぐにあとを追ってくるだろうと思い、アレッシェラは先にダリオ殿下の行方を捜し始めることにした。
上空の冷えた空を帝国の近くまで飛び、そこから様々な場所へと神力を広げてみる。
「いない……?」
知っている者ならば、だいたいこの術で気配を探れる。
それなのに、今日はまるでなにかの術か魔法で姿を消したかのように、まったく気配が感じられないではないか。
