「あ――……」
ぽりと体裁が悪いように ジャミマス神が頬を掻いている。
「誰だろうな、伝え忘れたのは」
「忘れたのか? それとも意図的か?」
「お前、それを訊く時点で俺だと断定しているだろう!?」
「身に覚えは?」
「せめて形だけでも否定しろ!」
焦りながらも、どうしても認めたくはないらしい。それに、アレッシェラは髪を括っている連珠に手を伸ばしながら詰め寄った。
「いい機会だ。今度会ったら、その相手が誰か貴男に訊こうと思っていたのだ。素直に口を割るか、それとも――」
気迫をこめて見つめると、相手の背中がうっとのけぞる。
「知らん! 第一俺だと決まったわけではないだろう!?」
「あ、待て! 逃げるな!」
そう叫ぶ間にも、ジャミマス神の姿は、さらに上空へと飛び上がる。
「その姿のどこがなにも知らないように見えるというのだ!?」
さっと髪の連珠を手に取った。巻いているのを引き抜くと、手で神力をこめてしならせる。
鞭にように円を描いて、その先端が、ジャミマス神へと向かった。
「お前、本気でやる気か!?」
当たりかけたそれをかわしながら、ジャミマス神が叫ぶ。
「それで、貴男が話すのならば!」
そう言いながら、持った連珠にさらに神力を込めようとする。その時だった。
「きゃあああ!」
突然の音に振り返れば、突然大きな黒い塊が下から飛んできて、鳥に乗ったルイサを包もうとしているではないか。
ぽりと体裁が悪いように ジャミマス神が頬を掻いている。
「誰だろうな、伝え忘れたのは」
「忘れたのか? それとも意図的か?」
「お前、それを訊く時点で俺だと断定しているだろう!?」
「身に覚えは?」
「せめて形だけでも否定しろ!」
焦りながらも、どうしても認めたくはないらしい。それに、アレッシェラは髪を括っている連珠に手を伸ばしながら詰め寄った。
「いい機会だ。今度会ったら、その相手が誰か貴男に訊こうと思っていたのだ。素直に口を割るか、それとも――」
気迫をこめて見つめると、相手の背中がうっとのけぞる。
「知らん! 第一俺だと決まったわけではないだろう!?」
「あ、待て! 逃げるな!」
そう叫ぶ間にも、ジャミマス神の姿は、さらに上空へと飛び上がる。
「その姿のどこがなにも知らないように見えるというのだ!?」
さっと髪の連珠を手に取った。巻いているのを引き抜くと、手で神力をこめてしならせる。
鞭にように円を描いて、その先端が、ジャミマス神へと向かった。
「お前、本気でやる気か!?」
当たりかけたそれをかわしながら、ジャミマス神が叫ぶ。
「それで、貴男が話すのならば!」
そう言いながら、持った連珠にさらに神力を込めようとする。その時だった。
「きゃあああ!」
突然の音に振り返れば、突然大きな黒い塊が下から飛んできて、鳥に乗ったルイサを包もうとしているではないか。
