「ああ、くそっ! そいつはなあ、前世でお前を好きすぎて、天界でやってはいけないことをしてしまった男なんだよ! それなのに、たった百八十年で、見守っていたお前と結婚するかもしれん俺の気持ちにもなれ!」
「たった百八十年って、神々の感覚を私に持ち込むな!」
聖杖を一振りするが、ひょいっとかわされる。
「いいか、俺は絶対に反対だからな!」
「あ、こら! どうせならもっと詳しく話していけ!」
叫んでも、そこはやはり神の自由さだ。空に飛び上がったまま、姿を消してしまったのに、小さく息をつく。
振り返れば、部屋に残っていた魔法による闇も、先ほどの強力な炎で完全に消えている。
再度、窓から差す月の光が、部屋の中に満ちていく。
だが、その中で、レナールはまだ今あったことが信じられないように呆然とした顔をしていた。
突然だったのだから、当然だろう。
「レナール様」
だから、そっと右手を取った。
「たった百八十年って、神々の感覚を私に持ち込むな!」
聖杖を一振りするが、ひょいっとかわされる。
「いいか、俺は絶対に反対だからな!」
「あ、こら! どうせならもっと詳しく話していけ!」
叫んでも、そこはやはり神の自由さだ。空に飛び上がったまま、姿を消してしまったのに、小さく息をつく。
振り返れば、部屋に残っていた魔法による闇も、先ほどの強力な炎で完全に消えている。
再度、窓から差す月の光が、部屋の中に満ちていく。
だが、その中で、レナールはまだ今あったことが信じられないように呆然とした顔をしていた。
突然だったのだから、当然だろう。
「レナール様」
だから、そっと右手を取った。
