「だいだいどうしてそんなに俺と話をしたいんですか? 父がなんと言って婚約を承諾させたのかは知りませんが、俺の話を知った今ならば、君だって本心では嬉しくない縁談のはずでしょう?」
「そんなことはない。なにしろレナール様は、私の運命の相手かもしれないのだから」
より深く知りたいのは当然のことだと話せば、レナールの顔が、虚を突かれたようになっている。次いで、その手が強く握りしめられた。
見つめる前で、レナールの顔が苦しげに歪んでいく。
「俺が……運命の、相手……?」
絞り出す声はかすかに震えているようだ。
その言葉に強く頷いた。
「うむ、まだ確定ではないがな。神々から言われた私の運命の相手だという可能性は高いと思っている」
その言葉に、レナールの目が大きく歪んだ。
「そんなはずは、ない……です! 俺は自分の家族や親戚すべてを不幸にする人間だ! それなのに、神が、俺を君の運命の相手になんて、定めるはずがない!」
「そうだろうか。私から見れば、顔よし、身持ちよし、素行も家出歴以外は特に問題がない。超優良な相手な気がするが」
「君は、本当は、俺のことについて、きちんと聞かされてはいないのでしょう? 俺は――俺と縁が繋がった人の命を縮めてしまう存在です。だから、本当は、俺は誰とも繋がってはいけなくて……!」
「だったら、なぜここにいる?」
「そんなことはない。なにしろレナール様は、私の運命の相手かもしれないのだから」
より深く知りたいのは当然のことだと話せば、レナールの顔が、虚を突かれたようになっている。次いで、その手が強く握りしめられた。
見つめる前で、レナールの顔が苦しげに歪んでいく。
「俺が……運命の、相手……?」
絞り出す声はかすかに震えているようだ。
その言葉に強く頷いた。
「うむ、まだ確定ではないがな。神々から言われた私の運命の相手だという可能性は高いと思っている」
その言葉に、レナールの目が大きく歪んだ。
「そんなはずは、ない……です! 俺は自分の家族や親戚すべてを不幸にする人間だ! それなのに、神が、俺を君の運命の相手になんて、定めるはずがない!」
「そうだろうか。私から見れば、顔よし、身持ちよし、素行も家出歴以外は特に問題がない。超優良な相手な気がするが」
「君は、本当は、俺のことについて、きちんと聞かされてはいないのでしょう? 俺は――俺と縁が繋がった人の命を縮めてしまう存在です。だから、本当は、俺は誰とも繋がってはいけなくて……!」
「だったら、なぜここにいる?」
