幼馴染アイドルは、私にだけ優しいようで……!?

キーンコーンカーンコーン



「ゆい!今日もいつもの車で!」

「うん、わかった!」

「じゃ、また後で」



こうやってわざわざ時間差を作って一緒に帰るのは、りっくんが大人気アイドルだから。

そんな大変なことをするなら、一緒に帰らなくてもいいと思ったけど、やっぱりわたしはりっくんとできるだけ会いたいから……



「よし、5分経ったし、出るかぁ~」

「ねぇ、、、ちょっと。水瀬さん?」

「はぃっ!?どうしましたかっ?」

「ちょっとついてきてくれない?」

「……?わ、わかりましたっ!」



これってもしかして、、、友達のお誘い!?だとしたらうれしいなぁ~!こんな地味子だから当然友達もできないわけで……あはは



ピタッ

あ、とまった!


「ねぇ、水奈さん。どういうつも……」

「ぜひお願いしますっっ!……え?」



友達のお誘いじゃない、?あと「どういうつもり?」って言いかけてなかった!?なんか悪いことしたっけなぁ……
せっかく友達出来ると思ったのに。



「は?何言ってるの?」

「え、あの。どういうことですか、?」

「私知ってるの。あなたとRITSU君が屋上でお昼ご飯を一緒に食べたってこと!アイドルを独り占めってどういうこと!?」

「えっ、いや……そのぉ、、、」

「はっきり言いなさいよ。じゃないと「RITSUにはじみーな彼女がいた」ってばらまくよ?」



えっっ、!それはダメ!りっくんの未来を邪魔するわけにはいかないっっ、、!しょうがないけど言うかぁ……



「実は……幼稚園からの幼馴染です。」

「……はぁ?あっそ。にしてもRITSUくんかわいそぉ~。こんなだっさい幼馴染がいて!」



……まぁ、そうなるよね。事実だし、しょうがない、、、


「まじでだるいって、なんでこれのためだけに時間使っちゃったんだろう。じゃ、またね?もしRITSUくんになにかしたら許さないから!」

「はい、」


なんだったんだろう……

だけど「RITSU」のファンは学校の中にもいるんだった!忘れてたらりっくんに迷惑がかかるし、極力距離を置こうっと……

あっ!りっくん待たせてた!!早くいかなきゃ!