親愛なる道歌へ

最愛の妻は変わらず


入院中のベッドに沈む彼女だということ


鎮魂歌を書いたこともあれば


天国はどんな場所か絵を描いたこともあった、


それを病室に額縁に



入れ飾ったこともあった、


そっと頼りない手を握り返す今現在


夜の帷が降りる頃まで一緒に手を繋いでいたかった


今はコロナ禍だから、周りの目もあるし


自然と周知の事実と刮目され、家族愛を破壊した


──。