「白石! やったぞ…!全国高校写真コンテスト、お前の作品が『全国金賞』に選ばれた!」
「え……!? ぜ、全国金賞……!?」
部室にいた後輩たちが
「白石先輩すごい!!」
「おめでとうございます!」
と歓声を上げる。
彩羽は信じられない思いで胸を押さえた。
夢が、本当に叶ったのだ。
「10月上旬に隣県の美術館で表彰式がある。準備しておけよ!」
「はい……! ありがとうございます……っ!」
歓喜に包まれる部室で、彩羽はスマートフォンの画面を見つめた。
通知欄には律からの
「今日もお疲れ様!」
というメッセージ。
指が送信ボタンの上で震えたが、彩羽はぐっと我慢した。
(もう少しだけ…秘密。待っていてくださいね、律さん。)


