ウインクをして部室を出ていく姫華を見送った後、律は手に持ったアルバムを愛おしそうに開いた。
そこには、ふたりが重ねてきた光と色彩の思い出が、彩羽の温かいコメントと共にぎっしりと詰まっていた。
「彩羽ちゃん……こんなの、ずるい……。」
感極まった律は、アルバムを大切に抱えると、彩羽を引き寄せて強く抱きしめた。
「最高のご褒美だよ、ありがとう。…俺もさ、彩羽ちゃんに最高のサプライズ、準備中だから楽しみに待ってて。」
「え……? サプライズですか?」
首をかしげる彩羽の額に、律は愛おしそうに優しくキスを落とした。


