飾りのない、剥き出しの本心。
作られたモテ男の仮面を完全に脱ぎ捨てた、一人の男としての切実な愛の告白。
赤く染まる暗室の中で、彩羽の視界が急速に滲んでいった。
かつて律を''遊び人''だと決めつけ、防波堤を作って自分を守ろうとしていた。
けれど、いま目の前にいる律は、誰よりも不器用で、誰よりも真っ直ぐに自分を愛してくれている。
「……っ、私も……。」
彩羽の瞳から、一筋の涙が頬を伝ってこぼれ落ちた。
「私も…ずっと、黒羽先輩のことばかり追っていました…! 遊び人だって自分に言い聞かせて、逃げていたのは私の方です……っ。」


