全校生徒の笑顔、ダンスの瞬間、出店の賑わい。
しかし、スライドしていく画面の中で、彩羽はある異常に気づき、息をのんだ。
記録写真の合間合間に、大量に挟み込まれている写真があった。
────真剣な顔でファインダーを覗き込む、彩羽の横顔。
────日差しの中で汗を拭いながら歩く、彩羽の後ろ姿。
────渡り廊下で夕陽を浴びてカメラを構える、彩羽の瞳。
何十枚、何百枚もの''彩羽の写真''が、膨大な記録データの中に紛れるようにして、けれど圧倒的な熱量を持って保存されていたのだ。
「あ……これ……。」
彩羽の声が震える。


