手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

「天川くん、なんで私がいることわかったの?」

「階段上り終わった時、2人に連れられる綾月さんが見えたから。」

目がいいんだね!すごい。

「でも、なんで毎回助けてくれるの?」

チラッと私の方を見て、また視線を前にした。

「んー、なんでだと思う?」

「え、分かんない。なんでなの!」

「秘密!」

天川くんのケチ!

「いつかわかるよ。」

「わかる日、来るのかなぁ」