手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

「うん、ありがと!」

微笑むと、天川くんがちょっと顔を赤くした。

ここ、暑いもんね。

すると、あさのHRのはじまりのチャイムが鳴った。

「なんか話す?」

でも、ネタないよね……

「じゃあ、誕生日いつ?」

誕生日かぁ。何日だっけ?

「覚えてないの?」

「ごめん、誕生日会とかやってないから。お父さんたちが忙しくて。」

「僕は1月13日!」