過去の傷も全部、君の熱で上書きして。

「連絡先って・・・・・。私はただの指導係だから、そんなプライベートなことまで聞けないよ。」

「えー、堅いなあ。結衣もさ、そろそろ過去のトラウマ引きずってないで、瀬戸くんみたいな好青年狙えばいいのに。」

「私!? 無理無理、3つも下だし、私なんて彼から見たら''仕事の教育係''でしかないんだから。」


​自分なんかが彼の恋愛対象に入るはずがない。

それに、もう恋愛で傷つくのは二度とごめんだ。

心の中で防壁を強く固める。


​そのとき────。