数多の星の中に、君を見つける

時は2×××年。

今の時代では、AIが日常のほぼすべてのことをやってくれている。

ただ、そのせいで失業者も増え、一部では絶対的貧困者が市の人口の半分を超えてる…らしい。

これは僕がEYEONを通して知った情報だ。



説明です‼︎

この時代の人々は、EYEON(アイオン)と呼ばれるコンタクト型デバイスを装着しています。

視覚的な情報を手に入れる機能があります。(レストランに行くと、メニューがEYEONに映し出される、など)

また、それと併用で、NEXA(ネクサ)と呼ばれるリング型デバイスも持っています。

認証や決済機能などがあったり、EYEONが映し出す画面をNEXAで操作したりできます。

EYEONを使ってNEXAと同じことをしようとしたこともありましたが、みんなファッションとしてもNEXAを使っているのでまだやっていないそうです。



しかし、僕はかなり裕福な暮らしをしている。

僕の父親は、世界No.1であるAI開発会社、AURELIS(オーレリス)の社長だからだ。

AURELISはEYEONやNEXAも作った大企業だ。

しかし、僕はこの生活が好きじゃない。

父親に言われるのは、勉強、勉強、勉強。

いつもはほとんど家にいないくせに、僕が少し勉強していないと父親は家に帰ってきて怒る。

お前は勉強だけしていればいい、と。

それ以外は求めていないんだから、勉強だけをやれ、と。

つまらなくて、面倒くさくて。

だから、僕は父親が嫌いだ。

父親のことが嫌いだと思っていても、反抗することもできず結局従ってしまう僕自身も嫌いだ。

全てがAIによって作られているようなこの世界も嫌いだ。

全部、嫌い。


大っ嫌い。


そう思っていた。


でも、君と出会って。



やっと、何かを好きになると言う気持ちが、分かった気がしたんだ。