「見えない」君と「見たくない」私


ライブハウスから出たあとポンっと肩に手を置かれる。

「えっと...」

いきなりのことで言葉が出てこない。

「あっ、ごめん。いつもの癖でさ。ライブハウスは狭いに手すりもあるから大丈夫なんだけど外歩く時は白杖➕人の肩を持つと安心するから。」

一瞬どういうことか理解出来ず頭をフル回転させる。

「目が見えないんですか?」

男性は白杖を出すまで気づかない程自然な所作だった。
そういえば昨日目が潤んでて気づかなかったけど白杖のようなものを持っていたような気もする。