過去と現実

言われた通り唇を差し出す。


口内メロンジュースの甘味が凝縮されたのが、
舌を追いかけるうちに熱くなってくる。


甘味がなくなった頃、私達は顔を見合わせる。


クスクスと笑いながら。


恋人繋ぎしながら海岸沿いを歩く。


濃縮された好きが詰まった場所なんだろう。


これからも変わることなく永遠と映画のテープに


フィルムに分け隔てなく存在する──。


終業式が楽しみだ。