「ここはどこ?」
こんな場所しらない。
目を覚ました私は古びたビルとネオンの灯り、色んな人の陰の中にいて真上を見上げると大きな月が輝いていた。
夜?こんなに明るいのに?
わからない。
ここがどこかも、私の名前も、家族のことも。
重い体を持ち上げて起き上げたその時、知らない人から話しかけられた。
「ねぇ。君、大学生?お兄さんとちょっと遊ばないwww?」
「やめなってww怖がって固まっちゃってるじゃんww」
知らないチャラそうなひとから話しかけられて確かに怖い。
でもそれより状況が理解できてない。
「もういいだろ?来いって」
思いっきり腕を引っ張られた。
ん?今私は記憶がなくて、ナンパされてて…
連れてかれそうになってる?!
やばいどうしよう。
男の人に力は敵うはずないし…
誰か助けを求めようと周りを見渡しても誰もこっちを見ている人はいなくて諦めかけたその時目の前に黒い影が落ちた。
__綺麗
目の前に飛び込んできたのは絵本の中から出て来たような綺麗な顔の人だった。
でも、恐ろしかった。
その人の瞳の中は深い闇が見えて、目を合わせた瞬間、飲み込まれそうだった。
___まるで…
「その子、嫌がってそうなんだけど」
「は?誰だよ。こっちの話に首突っ込んでくんじゃねぇよ!」
「やめろ!この人は…」
「なんだよ?!こいつがなんなんだよ」
「いやだって、この方はこの街の…」
___魔王
1人の不良がそういった後、もう1人の不良は震えるほど怯えて始めた。
「威勢がいいね。でも人が嫌がることはやっちゃダメって学校で習わなかった?」
魔王は何を考えているかわからない声色で話を続けた。
「だから俺はお前がこの街にいるのが『嫌』だから存在をなくしてもいいよね?」
魔王が男の胸ぐらを掴んだみ殴りかかろうとした瞬間
「ダメです!!殴っちゃ、ダメ、です…」
そう咄嗟に叫んだ私を見て魔王は目を見開いた。
そうですよね…!
黙ってた無力の女が急にでしゃばってびっくりしましたよね!!
でも、暴力はダメ!!
どんなに嫌であろうと何が理由であろうと先に暴力を振るった方が悪者になる。
…それに殴るのも痛いんだから。
そう、誰かに教えてもらった。
「自分を大事にしないと、です。殴るのも痛いです…」
「………」
「…ふっ」
しばらくの沈黙の後、魔王の笑い声が聞こえ、胸ぐらを離した。
「今回はこの子の面白い考えに免じて見逃してあげる」
そう言ったあと顔色を変えて低い声で彼は言った。
「でも、絶対今後この街に近づくなよ」
「すみませんでしたぁぁぁぁ!!!」
逃げるようにナンパ野郎は逃げていき残された私たちには再び沈黙が訪れた。
気まずい…
…まずはお礼を言うべき?
話しかけられるの迷惑かな…
でも、お礼はしっかりしないと!!!
「あ、あのっ」
勇気を振り絞って話しかけると「ん?」と反応してくてホッとする。
「ありがとうござい、ます…」
「いや、別にいいよ。面白かったし。あんまりいないと思うよ?あそこで殴るの止められる女」
笑ってそんなこと言われるとバカにされてる気分なんですけど!!
「バカにしないでくださいよ!これでも勇気を出して止めてんですから…」
「ごめんごめん。でも、褒めてるんだよ。お前みたいな純粋ちゃんがまだこの街にいるとは思わなかったし」
意外とこの人、子供っぽい?
さっきとは打って変わって年相応の無邪気さが出ていた。
で、さぁ
「なんでお前みたいな純粋ちゃんがこんな街で何してるの?ここは君みたいな子が来るようなとこじゃない。」
「それが私もわからないんです…」
「……は?」
「本当なんですよ!目を開けたらここで座ってて自分の名前もここがどこかもわからないんです…」
どうにか彼を説得させようと細かく説明すると
「記憶喪失?家とか分かんないの?」
と理解してくれた。が…
「わかってたら苦労しませんよ…」
本当に何もわからないだよー!!!
自分でもわかってないよ…
「身分証明書は?」
確かに!!そうすれば名前も住所もわかる!!
でも、カバンの中をいくら探してもそれらしきものは見つからず…
「すみません…なさそうです」
こういう時は何かしら持っておけよ私!
記憶にない過去の自分を恨む。
魔王さん(?)は「こういう時って病院か?でもこいつ身分証もないし。この街の警察はろくに仕事しないしな…」とぶつぶつ言ってから考えこんだ。
そして、次に発せられた言葉は思いもよらない言葉だった。
「お前、俺の家に住む?」
こんな場所しらない。
目を覚ました私は古びたビルとネオンの灯り、色んな人の陰の中にいて真上を見上げると大きな月が輝いていた。
夜?こんなに明るいのに?
わからない。
ここがどこかも、私の名前も、家族のことも。
重い体を持ち上げて起き上げたその時、知らない人から話しかけられた。
「ねぇ。君、大学生?お兄さんとちょっと遊ばないwww?」
「やめなってww怖がって固まっちゃってるじゃんww」
知らないチャラそうなひとから話しかけられて確かに怖い。
でもそれより状況が理解できてない。
「もういいだろ?来いって」
思いっきり腕を引っ張られた。
ん?今私は記憶がなくて、ナンパされてて…
連れてかれそうになってる?!
やばいどうしよう。
男の人に力は敵うはずないし…
誰か助けを求めようと周りを見渡しても誰もこっちを見ている人はいなくて諦めかけたその時目の前に黒い影が落ちた。
__綺麗
目の前に飛び込んできたのは絵本の中から出て来たような綺麗な顔の人だった。
でも、恐ろしかった。
その人の瞳の中は深い闇が見えて、目を合わせた瞬間、飲み込まれそうだった。
___まるで…
「その子、嫌がってそうなんだけど」
「は?誰だよ。こっちの話に首突っ込んでくんじゃねぇよ!」
「やめろ!この人は…」
「なんだよ?!こいつがなんなんだよ」
「いやだって、この方はこの街の…」
___魔王
1人の不良がそういった後、もう1人の不良は震えるほど怯えて始めた。
「威勢がいいね。でも人が嫌がることはやっちゃダメって学校で習わなかった?」
魔王は何を考えているかわからない声色で話を続けた。
「だから俺はお前がこの街にいるのが『嫌』だから存在をなくしてもいいよね?」
魔王が男の胸ぐらを掴んだみ殴りかかろうとした瞬間
「ダメです!!殴っちゃ、ダメ、です…」
そう咄嗟に叫んだ私を見て魔王は目を見開いた。
そうですよね…!
黙ってた無力の女が急にでしゃばってびっくりしましたよね!!
でも、暴力はダメ!!
どんなに嫌であろうと何が理由であろうと先に暴力を振るった方が悪者になる。
…それに殴るのも痛いんだから。
そう、誰かに教えてもらった。
「自分を大事にしないと、です。殴るのも痛いです…」
「………」
「…ふっ」
しばらくの沈黙の後、魔王の笑い声が聞こえ、胸ぐらを離した。
「今回はこの子の面白い考えに免じて見逃してあげる」
そう言ったあと顔色を変えて低い声で彼は言った。
「でも、絶対今後この街に近づくなよ」
「すみませんでしたぁぁぁぁ!!!」
逃げるようにナンパ野郎は逃げていき残された私たちには再び沈黙が訪れた。
気まずい…
…まずはお礼を言うべき?
話しかけられるの迷惑かな…
でも、お礼はしっかりしないと!!!
「あ、あのっ」
勇気を振り絞って話しかけると「ん?」と反応してくてホッとする。
「ありがとうござい、ます…」
「いや、別にいいよ。面白かったし。あんまりいないと思うよ?あそこで殴るの止められる女」
笑ってそんなこと言われるとバカにされてる気分なんですけど!!
「バカにしないでくださいよ!これでも勇気を出して止めてんですから…」
「ごめんごめん。でも、褒めてるんだよ。お前みたいな純粋ちゃんがまだこの街にいるとは思わなかったし」
意外とこの人、子供っぽい?
さっきとは打って変わって年相応の無邪気さが出ていた。
で、さぁ
「なんでお前みたいな純粋ちゃんがこんな街で何してるの?ここは君みたいな子が来るようなとこじゃない。」
「それが私もわからないんです…」
「……は?」
「本当なんですよ!目を開けたらここで座ってて自分の名前もここがどこかもわからないんです…」
どうにか彼を説得させようと細かく説明すると
「記憶喪失?家とか分かんないの?」
と理解してくれた。が…
「わかってたら苦労しませんよ…」
本当に何もわからないだよー!!!
自分でもわかってないよ…
「身分証明書は?」
確かに!!そうすれば名前も住所もわかる!!
でも、カバンの中をいくら探してもそれらしきものは見つからず…
「すみません…なさそうです」
こういう時は何かしら持っておけよ私!
記憶にない過去の自分を恨む。
魔王さん(?)は「こういう時って病院か?でもこいつ身分証もないし。この街の警察はろくに仕事しないしな…」とぶつぶつ言ってから考えこんだ。
そして、次に発せられた言葉は思いもよらない言葉だった。
「お前、俺の家に住む?」



