“愛おしくて大切で優しくしたいけど、同じくらい酷くしたくなるよ。”
嫉妬とは無縁だった、葵が初めて執着した相手が真緒である。
自分の感情を持て余して、吐き出した事が。
真緒の首筋に噛み付いて、歯型を残したり。
「葵くんっ。」
涙を浮かべて、縋り付いて来る。
腰の動きに合わせ、ベッドが軋み音を立て。
繋がる部分から、卑猥な水音がして響く。
熱くて汗が落ちた。
葵は眉を顰め、苦しげな表情を浮かべた。
真緒の腹に子種を注いで、葵は支配欲が少しだけ満たされた気がした。
愛する女を孕ませて、自分の子供を産ませる。
妊娠中は動きが制限される。
自分が不在の間、何をしてるのか気になったり、自分以外の男と親しくして欲しくない。
支配欲が強いのを自覚してるので、それを隠すのも上手かった。



