甘く優しく、香る恋。



凛とは夏休みになると、近所にある市民プールに行ったり、夏休みの課題を一緒にやって、毎日のように会っていた。

雪が降ると、雪だるまを作った。

小学生の時の思い出は、凛と過ごしたものばかりだった。


美織と放課後、商店街のお肉屋さんに行った。

私はコロッケ、美織はメンチカツを食べた。

安くて美味しいから、美織と良く行く。


美織とは帰る方向が違うから、駅で別れて電車に乗った。

最寄駅に着いて、家までの道を歩いた。


凛の家は私の家から走って、数十秒の距離にあった。

カーテンの閉められた窓越しに、部屋の電気の明かりが漏れて、いるのは分かったが特に用はないので、家の前を通り過ぎた。