甘く優しく、香る恋。



泣き虫で、私が守ってあげないと。

凛は女の子みたいに可愛くて、男子に揶揄われていた。

家が近所の幼馴染で、昔から良く一緒に遊んだ。

お父さんの仕事の都合で、凛は小学生の時に引っ越してしまった。

離れ離れになるのが嫌で、私はわんわん泣いた。


「芽衣ちゃん、久しぶりだね。」

私の通う高校に、凛が転校して来た。

凛の声は低くなって、背が伸びて……。


「……可愛くない。」

がっかりした声が出た。

凛は可愛くなくなっていた。


骨格が男らしくなって、もう女の子には見えなかった。