よそ見なんてしてません!…たぶん。


 ……明るい。

 須波先生とは正反対のタイプだ。

 月と太陽みたいな。

 あ、月といってもめちゃくちゃ輝かしい月だけどね!

 「俺、まだ全然わかんないんで、色々教えてください」

 「いやいや、私も今日だけのヘルプですよ」

 「え、マジですか?じゃあ仲間ですね」

 「仲間?ですか?」

 思わず苦笑い。

 こういう軽いノリになんで返したらいいのかわからない。

 でも憎めない人懐っこさがある。

 こういうタイプは、結構モテるんだろうな。

 「和田」

 突然、低い声が飛んできた。

 その声だけで、私の背筋がピンと伸びる。

 「はい!」

 和田先生が振り返る。

 その先にいたのは、もちろん。