揺らぎ


「へえ。俺が寝てると油断したら


したりげに嬉しい事言ってくれるんだな──」


唖然とした私に


細い腕を引っ張り大地君に覆い被さる状態の私。


「初デート。俺も楽しみ」


ニヤリと口角を上げ、瞳の奥は私しか現れなくて。


嬉しくて戸惑う。


夏が始まるめでたい空気感だった。