俺は、考えてることを話すってなると、自分1人で話しているみたいに、突っ走ってしまう。さっきもそうだった。咲花ちゃんに、思ってることを話そうとして、突っ走ってしまった。今まで、突っ走ったのを聞いた人全員にひかれたから、もうあんまり気にしていなかった。
また突っ走っちゃった…。また、ひかれるよな。
それだけしか思わない。
けれど、咲花ちゃんの反応は違った。
「全然大丈夫だよ!心配してくれてありがとう!私は1人じゃないって思えたら、元気が出てきた!あと、流星くんが話してくれたおかげで、ほっとしたの。だから、本当に全然大丈夫!そして、ありがとう!」
そんなふうに、ひくどころか、普通にお礼を言ってくれたんだ。
俺も、心底驚きながら、お礼を言う。
「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいよ。俺、考えていることを話そうとすると、1人で突っ走っちゃうから。」
「流星くんは、優しいんだね。」
不意に、咲花ちゃんの口から出た言葉。
「えっ?どこが?」
俺は、今言ったことのどこに優しさがあったのかわからなくて、咲花ちゃんに聞いた。
「自分のことばっかりじゃなくて、自分の経験から、人の心配をしてるでしょ?そこが優しいんだよ。」
そう言って、ニコッと、ふんわり笑った咲花ちゃん。
っ…!そ、そんなところまで聞いてるの…!?というか、笑顔の破壊力が凄い…。
「そ、そうかな?あ、ありがとう…!」
俺は、顔が真っ赤になっていると気づきながら、隠すこともできずにお礼を言う。
すると、首をかしげる咲花ちゃん。
「りゅ、流星くん、顔が真っ赤だよ…?大丈夫…?」
やっぱりな…。
思った通り、顔が赤くなっていたらしい。咲花ちゃんが、心配そうに聞いてくる。
「そりゃあ、俺、1人で突っ走ると変な目で見られることが多いのに…。普通に接してくれるどころか、いいところまで言ってくれるって…!」
俺は、恥ずかしくて、ぼそっとそう言った。
「ま、また突っ走ったら、止めていいからね!」
そして、恥ずかしさを隠すように言った。
「えっ、あっうん?」
咲花ちゃんは、戸惑っているような返事をしているけど、ちょっと、今は気にしていられない。
俺、声も途切れ途切れになってる…!一旦落ち着け!
そう自分に言い聞かせていると、
「あっ、5分前だから、準備しよっか!」
気にしないほうがいいと思ったのか、咲花ちゃんは話題を変えた。
「そうだな!」
そう言うと、咲花ちゃんはほっとしたような表情になった。
よかった。俺、顔真っ赤になったの、治ったんだな。
俺も、ほっとしながら準備をし始めた。
3時間目になって、俺は一息ついた。なぜかというと、あの5人がいない最後の授業だからだ。
「えー、今日は、2人1組で、ディベートをしてもらいます。」
その言葉の直後に、
「っ…!」
と、息をのむ音が聞こえた気がしたが、気のせいだと思い、先生の話に耳をかたむける。
「5分間でペアを作ってください。それでは始めてください。」
誰とペアになろう。
そう考えながら、とりあえず席を立って教室をうろうろする。
もうほとんどの人が、ペアを作ってるな…。そういえば…、咲花ちゃんは…!?
そう思って周りを見渡したけど、クラスメイトが結構多いから、見つからなかった。咲花ちゃんは、人見知りだから、どうなってるかが心配だ。
って、親みたいなこと言っちゃった。…そういえば、もしかして息をのんでたの、咲花ちゃんか…!?
そう思っていると、
「あ、あの…。」
誰か、知っている声が聞こえた。振り返ると、
「咲花ちゃん!」
そこには、うつむきがちの咲花ちゃんがいた。
「りゅ、流星くん…!?」
咲花ちゃんは、目を見開いて固まっている。
人見知りをなくす特訓を始めたと言っても、まだ2、3回しかやってないからな…。
「ねぇ、今うつむきがちに来たのって、俺が他の人だと思ったから?」
俺はそう言って、咲花ちゃんの顔を覗き込む。
「そ、そうだよっ?」
咲花ちゃんは、戸惑いを含んだ声で言った。
「特訓やったと言っても、まだ少ししかやってないしね。」
「うん。気を抜くと、途切れ途切れになっちゃうし、まだ、話しかけるのは勇気がっ…。」
咲花ちゃんは、少し悲しそうに言う。
「でもさ、俺が違う人だと思ったってことは、違う人にも話しかける勇気を出したってことでしょ?だから、ちゃんと成長してるよ!」
俺が元気づけるように言うと、
「流星くん、ありがとう…!」
と言って、笑顔を取り戻してくれた。
俺も笑顔を返すと、タイマーがなった。
「それでは、始めてください。」
こうして、俺は咲花ちゃんとディベートをした。
また突っ走っちゃった…。また、ひかれるよな。
それだけしか思わない。
けれど、咲花ちゃんの反応は違った。
「全然大丈夫だよ!心配してくれてありがとう!私は1人じゃないって思えたら、元気が出てきた!あと、流星くんが話してくれたおかげで、ほっとしたの。だから、本当に全然大丈夫!そして、ありがとう!」
そんなふうに、ひくどころか、普通にお礼を言ってくれたんだ。
俺も、心底驚きながら、お礼を言う。
「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいよ。俺、考えていることを話そうとすると、1人で突っ走っちゃうから。」
「流星くんは、優しいんだね。」
不意に、咲花ちゃんの口から出た言葉。
「えっ?どこが?」
俺は、今言ったことのどこに優しさがあったのかわからなくて、咲花ちゃんに聞いた。
「自分のことばっかりじゃなくて、自分の経験から、人の心配をしてるでしょ?そこが優しいんだよ。」
そう言って、ニコッと、ふんわり笑った咲花ちゃん。
っ…!そ、そんなところまで聞いてるの…!?というか、笑顔の破壊力が凄い…。
「そ、そうかな?あ、ありがとう…!」
俺は、顔が真っ赤になっていると気づきながら、隠すこともできずにお礼を言う。
すると、首をかしげる咲花ちゃん。
「りゅ、流星くん、顔が真っ赤だよ…?大丈夫…?」
やっぱりな…。
思った通り、顔が赤くなっていたらしい。咲花ちゃんが、心配そうに聞いてくる。
「そりゃあ、俺、1人で突っ走ると変な目で見られることが多いのに…。普通に接してくれるどころか、いいところまで言ってくれるって…!」
俺は、恥ずかしくて、ぼそっとそう言った。
「ま、また突っ走ったら、止めていいからね!」
そして、恥ずかしさを隠すように言った。
「えっ、あっうん?」
咲花ちゃんは、戸惑っているような返事をしているけど、ちょっと、今は気にしていられない。
俺、声も途切れ途切れになってる…!一旦落ち着け!
そう自分に言い聞かせていると、
「あっ、5分前だから、準備しよっか!」
気にしないほうがいいと思ったのか、咲花ちゃんは話題を変えた。
「そうだな!」
そう言うと、咲花ちゃんはほっとしたような表情になった。
よかった。俺、顔真っ赤になったの、治ったんだな。
俺も、ほっとしながら準備をし始めた。
3時間目になって、俺は一息ついた。なぜかというと、あの5人がいない最後の授業だからだ。
「えー、今日は、2人1組で、ディベートをしてもらいます。」
その言葉の直後に、
「っ…!」
と、息をのむ音が聞こえた気がしたが、気のせいだと思い、先生の話に耳をかたむける。
「5分間でペアを作ってください。それでは始めてください。」
誰とペアになろう。
そう考えながら、とりあえず席を立って教室をうろうろする。
もうほとんどの人が、ペアを作ってるな…。そういえば…、咲花ちゃんは…!?
そう思って周りを見渡したけど、クラスメイトが結構多いから、見つからなかった。咲花ちゃんは、人見知りだから、どうなってるかが心配だ。
って、親みたいなこと言っちゃった。…そういえば、もしかして息をのんでたの、咲花ちゃんか…!?
そう思っていると、
「あ、あの…。」
誰か、知っている声が聞こえた。振り返ると、
「咲花ちゃん!」
そこには、うつむきがちの咲花ちゃんがいた。
「りゅ、流星くん…!?」
咲花ちゃんは、目を見開いて固まっている。
人見知りをなくす特訓を始めたと言っても、まだ2、3回しかやってないからな…。
「ねぇ、今うつむきがちに来たのって、俺が他の人だと思ったから?」
俺はそう言って、咲花ちゃんの顔を覗き込む。
「そ、そうだよっ?」
咲花ちゃんは、戸惑いを含んだ声で言った。
「特訓やったと言っても、まだ少ししかやってないしね。」
「うん。気を抜くと、途切れ途切れになっちゃうし、まだ、話しかけるのは勇気がっ…。」
咲花ちゃんは、少し悲しそうに言う。
「でもさ、俺が違う人だと思ったってことは、違う人にも話しかける勇気を出したってことでしょ?だから、ちゃんと成長してるよ!」
俺が元気づけるように言うと、
「流星くん、ありがとう…!」
と言って、笑顔を取り戻してくれた。
俺も笑顔を返すと、タイマーがなった。
「それでは、始めてください。」
こうして、俺は咲花ちゃんとディベートをした。

