推しラブ

 今日は夏休み明け初日。
 久しぶりで少し緊張するけど、楽しみ!
 あのお泊り会、10日間ぐらい続いたんだよね。
 流星くんのスケジュールがもう言葉が出ないくらい凄くて、『10日間ぐらい朝飯前!』って、本人が言ってたほど。
 毎日、凄く楽しかったんだ。
 寝るの、1番遅くて深夜1時!
 少し眠かったけど、楽しかった!
「咲花、おはよう!久しぶり…ではないけど、今日からまたよろしくね。」
「うん!おはよう、美空ちゃん!また、よろしくね。」
 美空ちゃんが来て、あいさつを交わす。
 と、そこに、
「やっほー、おはよう。咲花ちゃん、美空ちゃん。」
 と言いながら、走って流星くんが来た。
「おはよう、流星くん。この間は、ありがとう!」
「流星くん、おはよう。私からも、お泊り会のときはありがとうね。」
 美空ちゃんと、流星くんにお礼を言う。
「いやいや、こちらこそありがとう。俺たちのわがままを聞いてくれて。めちゃくちゃ楽しかったね。」
 流星くんに言われて、私たちは頷いた。
「うんっ!楽しかったね。」 「えぇ、そうね。」
「3人とも!おはよう!毎回遅くてほんまごめん!」
 次は、桜ちゃんが来た。
「おはよう、桜ちゃん。遅くないよ…?」
 いつも、遅くないのに、どうして謝るんだろうっ…?
「おはよう、桜。毎回、遅くないって言ってるじゃない。」
「おはよう、桜ちゃん。2人の言う通り、全然遅くないから、謝らなくていいよ。」
 全員で、桜ちゃんにそう言う。
「みんなおはよう!…あれ、なんかあったん?」
 次に川雨くんが来た。
 川雨くんは、私たちの間に流れる変な空気に気が付いたのか、そう言った。
「川雨くんおはよう。な、何もないよ…?」
「おはよう、川雨くん。何でもないわ。」
「川雨おはよう。何にもないよ。」
「か、川雨くんおはよう!何もあらへんよっ!」
 全員でさっきのことを隠そうとする。
 川雨くんは、怪しい…と言いたげな表情で
「なーんかありそうやけどなぁー。」
 と、じろーっと私たちを見まわした後、
「まあええか!」
 と言って、にかーっと笑った。
 ふぅ、よかったぁ…。
 美空ちゃんと流星くん、戸惑ってなくてすごいなっ…!