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4月。


小学校の新学期。


ウキウキ気分で校門前を歩いていたらーー大きな爆発音が耳を劈いた。


恐ろしいほどの子供達が、走って音の正体へなだれ込んでゆく。


変な胸騒ぎがして、それに引っ張られるように走っていったら。



大きなトラックが横転しているのを見かけてーーーそのトラックの足元には人が倒れていたのを見た。



それは……お母さんだった。



四肢がありえない方向に歪んで、目を見開いていて虚空を見つめてる気がして。


「嘘……嘘だよ……お母さん!!


お母さん!!」



と、私は必死にお母さんを抱きかかえて、耳元に問いかけた。



お母さん、お母さんと。


そうしなければ、お母さんがもう何処か遠くに行ってしまいそうな……。


お父さんの所に行ってしまう。


それだけは嫌だと。


そう思ったから、必死に叫んだ。


涙を浮かべながら、必死に叫んで救急車を呼んだ記憶があるが……あれが最初で最後だった。