そして説明欄には、短い文章を添えた。 ――この歌を、大切な人へ。 投稿ボタンを押す。 公開。 澪はスマートフォンを握りしめた。 怖い。 でも。 もう後悔したくなかった。 しばらくすると、動画に一件の通知が届いた。 小海が見ている。 澪は息を呑んだ。 数分後。 小海からメッセージが届いた。 『この曲、誰に向けて作ったの?』 澪は震える指で返信した。