風邪が治ったあとも、澪の中には変な感覚が残っていた。 小海から連絡が来ると嬉しい。 会えると楽しみ。 褒めてもらえると、一日中気分がいい。 他の女の人と話していると、なぜか気になる。 そして。 優しくされると、胸が苦しくなるくらい高鳴る。 ある日、友達にそのことを話してみた。 「それ、好きなんじゃない?」 「……え?」 「だから、恋愛」 澪は固まった。