君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。


冬の初め。


澪から珍しく連絡が来なかった。


いつもなら、制作に関する連絡を送れば数分以内には返ってくる。


その日の夜も返信がなく、小海は少し気になった。




翌朝。


澪から短いメッセージが届いた。


『すみません。今日の制作、お休みしてもいいですか?』


小海はすぐに返した。


『もちろん。体調悪い?』



しばらくして。


『ちょっと風邪をひきました』


それだけだった。



小海は眉を寄せた。