小海はそんな彼女を横目で見た。 本当は、自分だって緊張している。 ただ、それ以上に。 ステージに立つ澪がどんな顔をするのか、それが気になっていた。 やがて二人の名前が呼ばれる。 澪が一歩前へ出る。 客席から大きな歓声が上がった。 「……わ」 澪が思わず立ち止まりそうになる。