「小海さん……」 「何?」 「手、冷たいです」 「緊張してるからだろ」 「小海さんは緊張しないんですか?」 「してるよ」 「えっ」 澪が驚いて顔を上げる。 小海はいつもと変わらない表情をしている。 「……全然見えないです」 「見せてないから」 「すごい……」 澪は感心したように呟いた。