君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。


澪は眠そうに目をこすっていた。


「眠いなら寝ていいよ」


「でも……」


「大丈夫だから」


「……じゃあ、ちょっとだけ」


澪はそう言って、窓の方へ体を向けた。





しかし。




しばらくすると、その身体がゆっくりと小海の方へ傾いていく。





小海は気付いていた。


けれど、動かなかった。




次の瞬間。