「そろそろ帰ろうかな」 澪が立ち上がる。 「送る」 「大丈夫です」 「もう暗いから」 「でも……」 「送る」 「……はい」 小海は澪を見送るために立ち上がった。 そしてふと。 自分の部屋にいる澪を見る。 学校帰りの制服。 疲れたのか目が潤んでこちらを上目遣いで見つめている。 あまりにも自然にそこにいるものだから。