君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。


なぜか。


胸の奥がざわついた。


その女性が誰なのか。


どういう関係なのか。


そんなことを考えてしまう自分が、澪には不思議だった。



「澪?」


「……何でもないよ」


「挨拶していけば?」


「ううん。今日はやめとく」


澪はその場を離れた。