「澪、そこ」 「はい?」 「音程、少しだけ低い」 「えっ」 澪が慌ててヘッドフォンを外す。 「ほんとですか?」 「うん。ここ」 小海が画面を指差す。 澪が隣から画面を見る。 肩が触れそうな距離になる。 「……」 澪はなぜか急に緊張した。