一度目。 二度目。 三度目。 「……今の、いい」 「本当ですか?」 「ああ」 澪の顔がぱっと明るくなった。 「よかったぁ……」 その瞬間、小海は思った。 ――分かりやすい。 褒めると、本当に嬉しそうにする。 その後も何度か録音を繰り返した。