『どうですか?』 電話の向こうからスタッフが尋ねる。 「……いいと思います」 『じゃあコラボ、お願いします』 「そこまでは言ってません」 『でも興味はあるんですよね?』 「……」 返事がない。 それを肯定と受け取ったのか、スタッフは嬉しそうに話を進めていった。 『会社としても今かなり注目している子なので、ぜひお願いします』 「俺、今かなり忙しいんですけど」 『知ってます』 「なら――」 『だからこそ、今岡さんと組ませたいんですよ』 小海は深く息を吐いた。