幼馴染がお兄ちゃんになりました。

「え…」

昇降口で靴を上履きに履き替えた後、目に入ったのはとある紙。

それをみて思わず声が漏れてしまった。

見たいような見たくないような。

あれですよ、あれ。

「今年は美優とクラス違うな」

ある紙とはクラス分け表のこと。

……、昴輝今なんて言った!?

小学生時代の6年間、中学生時代の3年間、そして去年の高校1年生時代。

すべて昴輝と同じクラスだった。

クラス替えの度、昴輝と同じクラスなのか見るのが楽しみなような、楽しみじゃないような気がしてた。

まさか、高2になって離れるとは……。

いや、この流れは高校卒業まで同じクラスの流れでしょ!?

私が沈黙していると、昴輝がニヤニヤしながら話しかけてきた。

「…もしかして、俺と同じじゃなくて寂しい?」

「ばっ、、ばかなの!!!?!」

咄嗟にでた言葉だったから、声が裏返ってしまった。

これ、漫画だったら絶対「にまーっ」ていう文字が昴輝の頭の上にかかれてるよ…。

私は2ーA、昴輝は2ーB。

まあ、隣のクラスだし!

同じクラスだよ!!!(強引)

…そういえば遅刻ギリギリでした!!

「昴輝いくよ!」

昴輝の手を引っ張って3階に上がり、私たちは別々の教室に入った。