ハートの後味。

Side:結月。

彼と出会ったのは、一か月前だった。

彼は怖かった。

私を、とんでもなく恐ろしい目で見ていた。

その目の色を、なんと呼ぶのかは知らない。

私は未熟だった。

彼は、怪物だった。

全てを食い殺す、

────胸糞悪い男だった。




私は、未熟だった。

あの感情は、憎愛と呼ぶことを。


私は今、実感した。