3回目の告白〜窓際の先生〜







あれから時はすぎて、私は3年生になった。










高校生活最後の思い出に私の大好きな先生はもういない。







いつもみていた窓際の席から見た、先生を思い出す日々。











そして今日は卒業式







「小春!……こはるー?」





「あ、ごめん紗季ちゃん!」







「みんなで中庭で、集合写真撮るって!ほら行くよ!」







窓際をぼーっと見る私を紗季ちゃんが手招きしている。








中庭には去年異動になった先生達も何人かきていた。








……そこには、先生の姿は見当たらない。








「進藤のやつ、どっかであったらボッコボコにしやる!」







「もういいよ、紗季ちゃん。
私なんて相手にされてなかったんだよー」







悲しそうな私を励ましてくれる紗季ちゃんと、そんな会話をしながら家にたどりつく。









「ただいまー」









「小春、ちょっと店番お願いね!」










お母さんに頼まれていつものように店番をしていた。







ーーーーータッタッタッ







「すみません」





「はーい!」









レジ下の収納を整えて顔を上げた瞬間









「これ、プレゼント用にしてもらえますか?」






「せ、先生!!!」







そこにはカスミソウを持つ先生が現れた。








「久しぶり」








久しぶりに見る先生は





いつも見ていた先生の100倍かっこよく見えた。









「……来てくれないかと思ってたから…」









自然と溢れ出す涙も先生へのこの思いも、もう止められなかった。








「言っただろ、迎えにくるって」








「……うん」








泣いてるけど笑っている私に、先生はさっき買ったカスミソウを渡してくれた。








「卒業おめでとう、俺と付き合ってください」














「……先生、私のことすき?」







そう聞くと、先生は私の唇にキスをした。








「うん、だいすき」








そう答える先生を見て私は恥ずかしくなった。








「……はぁ、やっと!3回目でやっとだよ!」






「いや今のは俺からの告白でしょ」




そんな風に私のことを見つめてる先生




そんな先生の瞳は




いままでの思い出をおもいださせる




窓際に映る先生の姿



3回目の告白



私のこと好きになってくれた先生




先生、だいすき。






ーーー完ーーー