汐留くんが「うっ……」と声を漏らす。
私も自分が叩かれたわけではないのに、肩がぴくっと上がってしまった。
目を覚ました汐留くんが谷口くんを睨むと、谷口くんはちょんちょんと私のほうを指さした。
汐留くんが視線を動かす。
目が合う。
汐留くんは、はっとしたようき立ち上がった。
「ごめん、西本さん。行こう」
「う、うん」
汐留くんが支度をして、二人で教室を出た。
ふと振り返ると、谷口くんはくすくすと笑っていた。
◇
教室から出ても、汐留くんはとても眠そうだった。
「汐留くん、大丈夫?」
心配して聞くと、汐留くんがこちらを見た。
「うん。もうすぐバスケ部の合同試合あるから。他の部活も似たような試合あるし」
「他にはどの部活に行ってるの?」
私が聞くと、汐留くんが少し考えるように言う。
「サッカー部と野球部にも行ってるけど、今はバスケが多い」
「す、すごいね……」
素直に感心する。
そういえば--。私は汐留くんが肩にかけているカバンを見る。汐留くん、いつもスポーツバッグ持っているよね。
汐留くんは微笑んだ。
「スポーツは好きなんだ」
本当に好きなんだなー。
私もつられて微笑む。
「私はスポーツ全般苦手だから、羨ましいな」
運動はしないといけないなとは思っているけど。
汐留くんが言った。
「スポーツは、上手くなろうとしなくていい。体を動かして、楽しめたらいいと思っている」
「そっかー」
意外……。
汐留くんみたいに、スポーツが好きな人は「うまくならないといけない」と考えているのかと思った。
でも、確かにたまに体を動かすと気分もスッキリするよね。
そんな感じで、気楽に考えればいいのかな。
私も自分が叩かれたわけではないのに、肩がぴくっと上がってしまった。
目を覚ました汐留くんが谷口くんを睨むと、谷口くんはちょんちょんと私のほうを指さした。
汐留くんが視線を動かす。
目が合う。
汐留くんは、はっとしたようき立ち上がった。
「ごめん、西本さん。行こう」
「う、うん」
汐留くんが支度をして、二人で教室を出た。
ふと振り返ると、谷口くんはくすくすと笑っていた。
◇
教室から出ても、汐留くんはとても眠そうだった。
「汐留くん、大丈夫?」
心配して聞くと、汐留くんがこちらを見た。
「うん。もうすぐバスケ部の合同試合あるから。他の部活も似たような試合あるし」
「他にはどの部活に行ってるの?」
私が聞くと、汐留くんが少し考えるように言う。
「サッカー部と野球部にも行ってるけど、今はバスケが多い」
「す、すごいね……」
素直に感心する。
そういえば--。私は汐留くんが肩にかけているカバンを見る。汐留くん、いつもスポーツバッグ持っているよね。
汐留くんは微笑んだ。
「スポーツは好きなんだ」
本当に好きなんだなー。
私もつられて微笑む。
「私はスポーツ全般苦手だから、羨ましいな」
運動はしないといけないなとは思っているけど。
汐留くんが言った。
「スポーツは、上手くなろうとしなくていい。体を動かして、楽しめたらいいと思っている」
「そっかー」
意外……。
汐留くんみたいに、スポーツが好きな人は「うまくならないといけない」と考えているのかと思った。
でも、確かにたまに体を動かすと気分もスッキリするよね。
そんな感じで、気楽に考えればいいのかな。
