図書室の恋だより〜君とこの先もページをめくりたい〜


「じゃあ、くじを引きます!みんなで一斉に開けるから、引き終わった人は待機してね」



北橋さんが呼びかける。



わー、いよいよペアを決めるんだ……。



私もみんなと一緒に列に並び、くじを引いていく。
 


「それでは、オープン」



三枝くんの声とともに、みんなが一斉にくじを開けた。



私もそっと開く。



そこには「12」と書いてあった。



佳奈と由梨の番号を確認する。この中に同じ番号はない。



「ペアになった人から、ゴミ袋とトング取りに来てね」

三枝くんが声を上げた。



「4番の人!」

「8番!」

「うわーおめーかよ」

あちこちから声が上がり、少しずつペアが出来上がっていく。



私も自分のペアを探さないと。


周りをキョロキョロ見回したり、同じ番号を言っている人がいないか耳を澄ませたりする。



「汐留くーん、何番なの?」

「谷口くんは?」

「ねえ、教えてよ」



女の子たちの声がする方を見ると、汐留くんと谷口くんが囲まれていた。


「......番」

と汐留くんが何か言っているけど、私には聞こえない。


「俺はね--」

谷口くんも後に続く。



女子たちから残念そうな声が上がった。



不意に、汐留くんがこちらを向いた。


目が合った。


汐留くんが女子たちに背を向け、歩いてきた。


え、こっち来る......?



汐留くんは、私の目の前で止まった。



「西本さん、何番?」


えっ……。


わ、私に聞いてるんだよね?