◇
六月。
今日は学校行事——ハイキングがある。
学校近くにある小さな山を登ることになっている。
学校からは徒歩で十五分ほど。
高校生でただ登るだけではつまらないだろうという配慮なのか、このハイキングは、ゴミ拾いをしながら登る。
しかも二人一組で、どの組がより多くゴミを拾えるかを競うことになっている。
ハイキングという名の、ゴミ拾い大会。
なので、みんな「ゴミ拾い」と呼んでいる。
ペアはゴミ拾いの直前にくじで決めることになっていた。
事前にくじをしないのは、交換の機会がないようにするためだそう。
私は体力もないし、おまけにあまり親しくない同級生がペアになったらと思うと、とても憂鬱だった。
とにかく、ペアの人の足を引っ張りませんように。
私は祈る気持ちで学校へ向かう。
◇
学校に集合し、みんなで歩いて山へ向かう。
今日は全員、学校指定の緑色のジャージ姿。
「めんどくさいな〜」
「つーかなんでゴミ拾いもしないといけないんだ」
「だよねー」
文句言いつつも、みんな楽しそうだ。
ノリのいいこのクラスは、基本イベントが好きなのだ。
私は佳奈と由梨と三人で並び、歩道を歩く。
その先には、ハイキングで登る山が見えていた。
青い空の下、厚い雲が山の上に浮かんでいる。
六月。
今日は学校行事——ハイキングがある。
学校近くにある小さな山を登ることになっている。
学校からは徒歩で十五分ほど。
高校生でただ登るだけではつまらないだろうという配慮なのか、このハイキングは、ゴミ拾いをしながら登る。
しかも二人一組で、どの組がより多くゴミを拾えるかを競うことになっている。
ハイキングという名の、ゴミ拾い大会。
なので、みんな「ゴミ拾い」と呼んでいる。
ペアはゴミ拾いの直前にくじで決めることになっていた。
事前にくじをしないのは、交換の機会がないようにするためだそう。
私は体力もないし、おまけにあまり親しくない同級生がペアになったらと思うと、とても憂鬱だった。
とにかく、ペアの人の足を引っ張りませんように。
私は祈る気持ちで学校へ向かう。
◇
学校に集合し、みんなで歩いて山へ向かう。
今日は全員、学校指定の緑色のジャージ姿。
「めんどくさいな〜」
「つーかなんでゴミ拾いもしないといけないんだ」
「だよねー」
文句言いつつも、みんな楽しそうだ。
ノリのいいこのクラスは、基本イベントが好きなのだ。
私は佳奈と由梨と三人で並び、歩道を歩く。
その先には、ハイキングで登る山が見えていた。
青い空の下、厚い雲が山の上に浮かんでいる。
