図書室の恋だより〜君とこの先もページをめくりたい〜



朝。


私は、窓の外から差し込む太陽の光で自然と目を覚ました。



ベッドの上で上半身を起こすと、膝を抱え、顔を布団に埋める。


「はー、ついに来ちゃったかー」



ひとり呟いた。


やがて諦めて、足を床につけ、立ち上がった。


そしていつもより重い足取りで歩き出した。






「おはよー」


朝食を準備している母に声をかける。


「あ、おはよう」



母が振り向いて言った。



「おねーちゃん、おはよう」



六歳の妹のしずくは、すでに席について、目玉焼きを食べていた。



「おはよう、しずく」



私も朝食を運び、しずくの隣に座る。



「今日はいい天気ね。絶好のハイキング日和じゃない」



そう言いながら、母も席に着いた。



「うっ......」



母の言葉に、思わずげんなりしてしまう。



私の心情を察したのか、母は励ますように言った。



「まぁ、気楽にやりなさいよ。あんた、いつも本ばっかり読んで運動してないでしょ。いい機会じゃない」



「そ、そうだけど......」



「お姉ちゃん、がんばってね」



可愛い妹にまで励まされる。いつもなら可愛くて癒やされるのに、今日ばかりは......。