◇
次の日は図書当番。
「西本さん、行こう」
「うん」
いつものように、教室で汐留くんに声かけられ、一緒に図書室へ向かう。
オリエンテーションの日から汐留くんは、毎回声をかけてくれる。
最近では、もう一緒に行くのが当たり前になっていた。
いつもは、図書室まで無言。
けれど、今日は少し勇気を出してみる。
渡り廊下を歩き出したとき、私は汐留くんに声をかけた。
「汐留くん、この前はありがとう。一緒に栞を探してくれて」
私から話しかけてくるなんて思わなかったのだろう。
汐留くんは、少し驚いた様子で、こちらを見た。
「あの栞……実は祖母にもらったもので。あ、祖母は今でも元気なんだけど」
一応、付け加える。
「すごく気に入っているから、汐留くんが探してくれて、本当に嬉しかった」
それから、少し言葉を選ぶ。
次の日は図書当番。
「西本さん、行こう」
「うん」
いつものように、教室で汐留くんに声かけられ、一緒に図書室へ向かう。
オリエンテーションの日から汐留くんは、毎回声をかけてくれる。
最近では、もう一緒に行くのが当たり前になっていた。
いつもは、図書室まで無言。
けれど、今日は少し勇気を出してみる。
渡り廊下を歩き出したとき、私は汐留くんに声をかけた。
「汐留くん、この前はありがとう。一緒に栞を探してくれて」
私から話しかけてくるなんて思わなかったのだろう。
汐留くんは、少し驚いた様子で、こちらを見た。
「あの栞……実は祖母にもらったもので。あ、祖母は今でも元気なんだけど」
一応、付け加える。
「すごく気に入っているから、汐留くんが探してくれて、本当に嬉しかった」
それから、少し言葉を選ぶ。
